同じ介護の道を志す仲間が集う場所
本会には、35歳以下の介護福祉士が中心となって活動する若者会“絆”というグループがあります。 その誕生のきっかけとなったのは、私が島根県から広島県に転入してきたばかりでまだ右も左もわからない頃に、介護福祉士会を通じてあるひとりの男性と出会ったことでした。
もともとは二人での飲み会がはじまりでした。年齢が近いこともあり、若僧二人が好き勝手に自分たちの介護に対する思いをぶつけ、語り合う中で、“介護福祉士という専門職”をどう盛り上げていくのか…そんな話になりました。
先輩方が築いてこられた介護福祉士の20年…そして、これからの介護福祉士の未来。その先の未来には私たちが先輩として後輩に介護福祉士の魅力を伝えていかなければなりません。そんな中で私たちに今何ができるのか、何をするべきなのかを考えました。現場で頑張っている若い介護福祉士たちが、もっと自分たちの資格に自信と誇りを持ち、元気であってほしい。また、多くの若い介護福祉士たちがもっと自分たちの気持ちを伝えることのできる場所を作りたいと思いました。
そんな若僧二人の思いを、廣山会長をはじめ当時の理事の皆さんが理解してくださり、自分たちの思いに賛同してくれる仲間も集まり、少しずつ若者会発足に向けて動き出すことができました。そして…2008年5月、多くの先輩介護福祉士の皆さんからも応援をいただきながら、若い介護福祉士たちの想いを背負って若者会“絆”は誕生しました。
介護現場では、たくさんの若い介護福祉士が頑張っています。そんな若い介護福祉士のやる気と情熱を消さないためにも、同じ介護の道を志す仲間として、自分たちの夢や思いが語り合え、共に成長できる…そんな若者会“絆”でありたいと願っています。
一般社団法人広島県介護福祉士会若者会「絆」 初代代表 吉岡俊昭